エリック・クラプトンとジョン・メイオール
2006-09-19


禺画像]
いったい何年間聞き続けているのでしょう。
ポップ路線に走ったヤードバーズに嫌気がさし、
脱退後の1966年に参加したジョンメイオールのブルースブレイカーズの作品です。
なんとこれがレスポール&マーシャルの元年でもあるわけです。
私にとってのクラプトンは永遠にレスポールギタリストなのです。
クラプトンがレスポール&マーシャルを編み出さなかったら、
 ジミーペイジはレスポール持ってなかったらZEPの成功もまずなかったでしょう。
 やっぱりペイジはサンバースト持ってなきゃ…
 ジェフベックは名作BLOW BY BLOWのジャケットに白のストラト?
 それじゃやっぱり売れないでしょ
なんて、勝手に解釈してますが、
それほど当時の有名ミュージシャンがこぞってレスポールを探したのは皆さんご承知の通り。
今聞いてもこのギターの音は良い音です。
レスポール万歳!マーシャル万歳!
ロックギターの基本です。
激しく、優しく、艶やかに、色っぽく、あくまでポジティブの攻撃的…
これぞディストーションサウンド!
ほんとツヤツヤ、潤いのあるモイスチャーな響きでやんす。
枝毛切れ毛のないキューティクルたっぷりの黒髪でござんす。
ふけなんか付いてません。レコードなのでちょっとあるかな。
そうそうこのレコード、
写真左が私の所有している1978年もの
写真右が最近バンド活動を伴にしている末松氏よりお借りしている1969年もの
でございます。
ジャケット自体は多分再発された私の方がオリジナルに近いのかな、なんて思ってますが、
'69ものは当時の日本版なので裏ジャケが日本語のライナーになっていて、渋さ100倍。
真ん中のJOHN MAYALLのロゴもひんまがっててかっこいい。
タイトルも
「JOHN MAYALL WITH ERIC CLAPTON」
「JOHN MAYALL AND ERIC CLAPTON」ちょっとちがう。
69ですからもうクリームも解散した頃ですが、ライナーにはまだクリームのくの字もありません。
ライナーみてておもしろいのが「ニグロ音楽」だって。
いまやブラックミュージック、我々でも黒人音楽なのに、
ニグロ…(今では差別用語?)
大リーグより強かったニグロリーグでしか最近は聞きませんね。(だれも知らねーか。ドジャースはいる前にジャッキ〓ロビンソンがいたリーグ。ジャッキーってのは黒人初の…まいいか)
とにかくこの重い、思い、歴史あるジャケット手に聞き直してみると、
時代の流れと、当時の日本の音楽事情、今の音楽シーンに与えた影響など、
計り知れない大きな意味を持ったアルバムのような気がします。
そうです、私はすぐその気になる性格なんです。
内容はエリックが神になった頃ですので、彼の演奏は見事。
メイオールのオルガン&ハープもなかなかいい味。
ベースは後のフリートウッドマックへ加入したジョンマクヴィー。いいのりしてる。
でもいかんせん、歌が…。
クラプトンもまだ、か細い声の頃ですのでメイオールのヘタウマヴォーカルでは物足りないですが、
でも当時のブリティシュブルースの父ですから、ご愛嬌ということで許しましょう。
けっこう好きですけどね。
本場アメリカ産の黒汁たっぷりのブルースではありませんが、
パワーのある若いブリティッシュホワイトブルースってのもアリですね。
(もともとこっちの方がとっつきやすかった)
私所有のものは\1600
末松氏小有のものは\2000
なんで後に買った方がやすいの?
当時よっぽど売れそうも無かったんでしょうね。
78年…16かあ
ホテカル〓パンクへ移行する時代。
ブルースなんて聞く人周りにいなかったし、よく見つけて買ったなー。

BLUES BREAKERS JOHN MAYALL WITH ERIC CLAPTON 1976 LONDON RECORDS K16-P-9066(写真左)
BLUES BREAKERS JOHN MAYALL AND ERIC CLAPTON 1969 LONDON RECORDS SLC 228(写真右)
SIDE ONE
1.ALL YOUR LOVE
2.HIDEAWAY
3.LITTLE GIRL
4.ANOTHER MAN
5.DOUBLE CROSSING TIME
6.WHAT'D I SAY

SIDE TWO

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